2020.10.14
特集

【アーユルヴェーダセラピスト・カウンセラー】倉繁ローザ先生の東洋医学講座vol.2

【3つの体質説明編】

前回の記事では、ご自分のドーシャをチェックしていただいたかと思います。

今回は、各ドーシャの特徴をご紹介していきます。

ア―ユルヴェーダで体質を知る上で大切となってくるのが、東洋医学の基本的概念として存在する五元素理論です。

ア―ユルヴェーダでは、空・風・火・水・地という5つのエネルギーが、この世界のすべてを創造していると考えられています。全ての森羅万象がそれぞれの元素エネルギーを持っており、また、人間の行動や感情、体の中の役割などにも、それぞれのエネルギーの影響や働きがあります。

さらに、この5大エネルギーを三つのグループに分けたものをドーシャといいます。ドーシャとは、増えやすいものという意味で、

空・風のエネルギーが増えやすいものを【ヴァ―タ】

火・水のエネルギーが増えやすいものを【ピッタ】

水・地のエネルギーが増えやすいものを【カパ】

といいます。そして人間も、それぞれ増えやすいエネルギーが異なり、
自分のドーシャを知ることで、自分がどんな体や心の性質を持っているのか、知ることができます。

自分がどのエネルギ―が過剰になりやすいか。どんなことでバランスをくずしやすいか、そして、バランスを崩すとどうなってしまうのか。

それがわかると、自分に何があっているかわかり、時間とお金の無駄な消費をなくすことができます。

自分の持つエネルギーが過剰になるのを抑え、逆に足りないエネルギーを補い、病気をしない体を保つことが、アーユルヴェーダの予防医学です。

では、各ドーシャの特徴を見ていきましょう。

【VATA】

空・風エネルギーが増えやすいタイプ

見た目:やせ型・鼻が高い・面長

お悩み:乾燥肌・フケが出やすい・冷え性・自律神経失調症・緊張性頭痛・肩こり

性格:直観力や発想力にたけたアイデアマン。好奇心旺盛で、気になったらすぐに調べたり行動するタイプ。しかし飽きっぽいところがあり、興味は長く続かない。
早口でおしゃべりが好き。予定を詰め込み過ぎ、いつも忙しくしている。自由を好み・気分屋な一面も。バランスを崩すと、精神が不安定になり、不安症になったり、衝動的な行動をとってしまったりする。

バランスを崩しやすい原因:冬・秋・寒さや乾燥(冷房)・移動が多い・ストレス

取り入れるといいもの:甘い間食・白湯・ショウガ・暖かいスープ

心がけるとよい事:体を冷やさない・一人でゆっくりできる時間を持つ

【PITTA】

火・水のエネルギーが増えやすいタイプ

見た目:中肉中背・筋肉がつきやすい・顔が濃い・目力が強い

お悩み:脂性肌・汗をかきやすい・湿疹がでやすい・眼精疲労・若白髪・胃腸炎

性格:一度決めたら信じた道を情熱的に進む、野心家。
チャレンジ精神旺盛で勇気があり、努力を惜しまない。
話や行動に無駄がなく、仕事ができ、リーダーシップがある。
情熱的ゆえに、熱くなりすぎるとピリピリして威圧的になったり、負けず嫌いで自分の非を認めず、批判的になってしまうことも。

バランスを崩す原因:夏・熱い場所・勝負ごとや競争・辛い食べ物・アルコール

取り入れるといいもの:ウリ科の野菜・水分を含んだフーツ・ミントなどのハーブティー

心がけるとよいこと:心と体をクールダウンさせる・月光浴

【KAPHA】

水・地のエネルギ―が増えやすいタイプ

見た目:ふくよか・曲線的なフォルム・しっかりした骨格・目が大きい・丸顔

お悩み:肥満・鼻炎・花粉症・アトピー・気管支喘息

性格:愛情深く、思いやりがあり、人の役に立ったり世話好き。
マイペースで、言動がゆっくり。粘り強く計画性と安定感がある。
しかし、人の目が気になり人に流されやすくなったり、執着心が強くなり依存しやすくなることも。
バランスを崩すと、人に会いたくない・家から出たくないなどの鬱っぽくなるので注意。

バランスを崩す原因:湿気・春・食べ過ぎ・単純作業・自分の意見が通らない職場など

取り入れるといいもの:スパイス・全身運動

心がけるとよいこと:食べ過ぎない・寝すぎない・間食はピクルスやショウガなどを

いかがでしたでしょうか?
日本は四季があり、日々の環境も様々ですので、複合タイプの方(二つのドーシャの点数が同じくらい)もいらっしゃいます。季節や、自分の感情の傾向などで、どのドーシャが過剰になっているか見極め、バランスをとっていきましょう。

皆様の日々が、アーユルヴェーダでより豊かなものになりますように。

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倉繁ローザ氏

アーユルヴェーダセラピスト
カウンセラー

インド系トルコ人の血を引き、
幼少期を日本とアメリカで過ごす。
18歳よりダンサーとして活躍し
様々なCM・MV・フェスなどに出演。
ダンスで音楽のエネルギーを伝えることをテーマに活動し、
『エネルギーとは魂の振動数である』という考えに辿り着く。
ある日シロダーラに興味を持ち、アーユルヴェーダと出会い、その古代からの叡智に感銘をうける。
古神道や、禅道、チャクラ学、ヨガ哲学、レイキ、東洋医学などを学ぶ。

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