2020.8.27
特集

【アーユルヴェーダセラピスト・カウンセラー】倉繁ローザ先生の東洋医学講座


ドーシャチェック編

アーユルヴェーダとは!?

インド・スリランカ地方にて5000年の歴史ある東洋医学です。
現在日本で認可されている現代医学は西洋医学で、症状に合わせた治療を行う、対象医療法になります。しかし、アーユルヴェーダを含む東洋医学では、診察において症状よりもまず、患者の体質を診断します。

身体に起こった不調をその部分だけの問題としてみるのではなく、心身全体的な問題としてとらえ、上で症状を診断し、一人一人に合った治療を行っていきます。ア―ユルヴェーダでは、人間を単なる物質的な存在ではなく、肉体・精神・魂のバランスの上に成り立つ存在としてとらえているのです。そして、そのバランスが崩れた時に不調が現れると考えるのです。

また、ただ肉体が健康で長寿であるだけでなく、健康な肉体は一つの手段であり、その健康体を持っていかに幸福に生きるかという生命体としての健康『Quality Of Life』も重視されていることも、ア―ユルヴェーダの大きな特徴の一つといえるでしょう。

ア―ユルヴェーダでは、問診・触診・視診・脈診・聴診などで診断していきます。
日本のアーユルヴェーダサロンでは主に、問診にてその人の体質を診断しています。

ア―ユルヴェーダでは、生まれもった先天的な体質を「プラクリティ」といいます。主に身体的な特徴に現れます。さらに、気候や環境・ストレス・食事などの後天的影響を受けて、後天的な現在の体質も存在します。これを「ヴィクリティ」といいます。先天的なプラクリティと後天的なヴィクリティの二つの側面から体質を診断していきます。

それでは、実際に問診表にて自分のプラクリティとヴィクリティを見てみましょう!

あなたのタイプを診断

生まれ持った体質:プラクリティ

【体型は?】
 1.やせ型 2.中肉中背 3.ふくよか

【皮膚は?】
 1.乾燥肌 2.発疹しやすい 3.しっとりなめらか

【顔つきは?】
 1.目が細く、細長い顔 2.ハート型で鋭い目つき 3.大きくふっくらした顔

【体温は?】 
1.手足が冷たい、冷え性 2.体温が高い 3.全体が冷たい

【汗は?】
 1.汗をあまりかかない 2.汗っかき 3.少し汗をかく

【食欲は?】
 1.少量をこまめに 2.空腹になると機嫌が悪い 3.食べるのが好き

【睡眠は?】
 1.不眠傾向 2.短時間熟睡 3.寝すぎてしまう

【プレッシャ―を感じると?】
1.    不安になる 2.イライラしやすくなる 3.行動するのが億劫

【ファッションは?】

  1. 流行に敏感で好みが変わる
  2. ブランドを一流品が好き
  3. 清楚なものや可憐なものが好き

1が多かった方:VATA(風タイプ)
2が多かった方:PITTA(火タイプ)
3が多かった方:KAPHA(水・地タイプ)

後天的な体質:ヴィクリティ

【朝のあなたは?】
1.疲労感が残っていてだるい 2.妙におなかがすいている 3.眠気が取れず体が重く感じる

【日中のあなたは?】

  1. 予定を積み込みすぎバタバタと忙しく過ごし、疲れやすい
  2. イライラしやすく、時間が常に気になる。また汗の量が多く体臭が気になる。
  3. なかなか眠気が晴れず、特に昼食後に強い眠気を感じる。考えや行動が鈍く、気分が晴れず人に合うのが億劫になりがち

【夜のあなたは?】

  1. 寝つきが悪くつい夜更かししてしまう
  2. 顔や体がほてってのぼせたり、暑くて寝付けないことがある
  3. 頭が重く感じたり、つい寝すぎてしまう

【日常の何気ない行動】

  1. なんとなくいつも緊張気味・便が固く便秘になりやすい・関節がポキポキなる
  2. 眼が充血しやすい・下痢気味・顔や体が火照る・髪が薄くなってきた
  3. 頭が重く鈍痛がある・鼻が詰まる・肌が常に冷たく湿っている

1が多かった方:VATA(風タイプ)
2が多かった方:PITTA(火タイプ)
3が多かった方:KAPHA(水・地タイプ)

いかがでしたでしょうか?
プラクリティとヴィクリティに大きなギャップがあると不調につながります。
また、プラクリティと同質のヴィクリティの乱れが出ていたら、ドーシャが過剰になっている証です。
自分がどのエネルギーが過剰になりやすいかを知ることで、そのエネルギーが過剰になるのを抑え、自分に足りないエネルギーを補ってドーシャのバランスをとり、心身を健全に保つ事が出来ます。
次回は、それぞれのドーシャがどんな特徴を持っているか見ていきましょう。

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アーユルの月 公式HP

-倉繁ローザ氏-
アーユルヴェーダセラピスト
カウンセラー

インド系トルコ人の血を引き、
幼少期を日本とアメリカで過ごす。
18歳よりダンサーとして活躍し
様々なCM・MV・フェスなどに出演。
ダンスで音楽のエネルギーを伝えることをテーマに活動し、
『エネルギーとは魂の振動数である』という考えに辿り着く。
ある日シロダーラに興味を持ち、アーユルヴェーダと出会い、その古代からの叡智に感銘をうける。
古神道や、禅道、チャクラ学、ヨガ哲学、レイキ、東洋医学などを学ぶ。

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