お買い物は楽しいものです。しかし「ついつい使い過ぎてしまう」「我慢して貯金しなければ」と思う人もいるでしょう。節約する姿勢は素晴らしいですが、過度な節制は後で反動が来るかもしれません。まずは普段の買い物を、よりお得にすることからチャレンジしてみてはどうでしょうか。
お得な買い物の代名詞といえばポイント還元です。大きく分けてクレジットカード、お店独自のポイント、共通ポイントの3つがあります。基本的に対象となる買い物の種類を問わず、1%前後が還元されるので、気づけば少し贅沢ができるぐらい貯まっていたという経験がある人も多いでしょう。
特に共通ポイントは近年、めざましい発展を遂げています。Tポイント、Pontaポイント、楽天スーパーポイントなどは買い物の際にカードの提示を求められることも多いのではないでしょうか。
共通ポイントが付く電子マネーにクレジットカードで入金することで、ポイントの二重取りや三重取りができることもあります。還元率が数倍になるキャンペーンをやっていることも少なくありません。
ネットショップではよく、特定の時間に無条件で対象の商品を割り引くタイムセールを開催しています。特に有名なのはAmazonです。タイムセールの専用ページは毎日更新され、モバイルアプリ利用者にはセール開始のお知らせが届くウォッチリスト機能もあります。
セールの対象商品は人気ブランドの時計や服、家電から日用品までさまざまです。割引率も数%から時には90%と幅があります。探している商品がタイムセールの対象になっているかどうか調べてから買うのも良いでしょう。
株主優待は、上場企業の株式を持っている人に対する、企業からのプレゼントです。その内容は自社商品が多く、他にも商品券やカタログギフトなどさまざまです。自社商品や自社サービスを割引で買える権利も多くの企業が付与しています。
たとえばアパレル大手のユナイテッドアローズには、「UNITED ARROWS」や「coen」などで使える15%割引の株主優待券があり、100株保有している人は2枚もらえます。株価は2019年現在3,000円から3,500円のレンジで推移しおり、30万円から35万円ほどが必要です。投資額は低いとはいえませんが、資産形成にもなり買い物もお得にできると考えると、一石二鳥といえるのではないでしょうか。
数万円の投資で株主優待が手に入るものもあります。興味があれば企業や証券会社などのホームページで調べてみてください。
金券ショップは「新幹線の回数券を売っているところ」というイメージを持っている人もいるかもしれません。それだけでなく、商品券や旅行券、株主優待券など、さまざまな金券を取り扱っています。うまく使えば、買い物好きの力強い味方になるでしょう。
たとえば、百貨店やスーパーなど多くの店舗で使えるJCBギフト券は多くの金券ショップで売っています。1,000円分を990円で買えば、10円得するわけです。
ただし額面と買った値段との差額よりも、クレジットカードや共通ポイントの還元率のほうが高いことがあるので注意が必要です。購入する手間などを考えると、実質的なメリットがほとんど出ないこともあります。
スマートフォンのアプリの「CODE」は、レシートをスキャンするとポイントがもらえるサービスです。貯まったポイントは共通ポイントやギフト券などに交換できます。似たようなサービスは他にも「CASHb」があり、どちらも「コツコツ」「ゲーム性があり、楽しく貯められる」ことが特長です。
「買い物自体が楽しくて仕方ない」、という人は、あまり使っていないバッグや服がクローゼットの中に眠っているかもしれません。これらを処分してお金に換えれば、結果的にお得に買い物をしたことになります。
中古ショップや古着屋に売れば手間はかかりませんが、より高く売りたいのであれば、個人間売買がおすすめです。「ヤフオク!(ヤフーオークション)」や、アプリで気軽に売買できる「メルカリ」は利用経験のある人も多いかもしれません。
自分にとってはほとんど価値のないものでも、出品してみると意外と高値で売れることがあります。普段は「買う」一辺倒の人も、やってみると「売る」「お金を稼ぐ」ことにハマるかもしれません。
買い物をお得にする方法を6つ紹介しました。1つ1つは対した金額ではないかもしれませんが、コツコツと「お得」を重ねていくことは意外と楽しいものです。節約や貯蓄などと堅苦しく考えず、楽しんでできそうなことから始めてみてはいかがでしょうか。