2021.1.22
特集

【忙しい看護師へ】看護師がつらい時を抜け出す方法:見直し編

 

自己紹介

こんにちは、医療系ライターの佐藤です!(Twitter:https://twitter.com/keita_lfu/ )。

この記事を読んでいるあなたは、日々働いている中で「看護師がつらい」「体力がもたない」「看護師が向いていないのかも」と考え込んでしまう時はありませんか?
看護師の仕事は命を預かる仕事なので、生死が常にそばにあり、緊張した状態で仕事をすることになります。そのため、精神的にも肉体的にも非常にハードで、大変なことや辛いこと、悲しいことにも多く直面する職業です。ですが看護師ならではの【やりがい】もあります。今日はそんな看護師の魅力を再発見できるように記事をまとめました!

今回の記事はこのような方に、ぜひ読んでいただきたいです。

・毎日の看護師の仕事で気持ちが疲れてしまっている。
・夜勤や病棟業務が体力的につらくなってしまっている。
・看護師に向いてないのではないかと落ち込んでしまっている。

上記を感じている人は、この記事を最後まで読んでいただけると

・看護師の仕事に再度やりがいを見つけることが出来る。
・自分の体力と相談しながら仕事が出来るようになる。
・看護師として働く自分に再度自信を持てるようになる。

このような効果が得られます。

今回は前回(https://biz-medilife.com/feature/detail/id=442)や前々回の記事(https://biz-medilife.com/feature/detail/id=446)とは別に、看護師としての自分をもう一度見つめ直せるような内容となっております。日々の仕事に疲れ気味のあなたが、また明日から看護師としての【やりがい】を感じつつ、楽しく仕事が出来るようになれましたら幸いです!

では早速解説していきます!

「仕事がつらい時を抜け出す方法」

【看護師の仕事がつらいと感じる時】

まず「看護師の仕事がつらい」と感じる理由について理解し、今後どのように対処したら良いのか把握していきましょう。

①職場の人間関係
看護師退職理由の中で多いのが、【人間関係】になります。看護師の仕事は常に病棟全体が関わり、医師などを含めたチームで患者さまの看護へ関わっています。そんな中女性が多い職場でもあるため、派閥や上下関係に苦労する方は少なくありません。また看護師は人手不足が続いているため、労働環境も厳しい中、余裕なく働いている場合も多いでしょう。そのため人間関係を保つことが難しい場合が多いです。
②体力的な負担が大きい
看護師の仕事には【夜勤】があります。2交代制や3交代制などありますが、生活が不規則になり体力的な負担が多いことは間違いありません。病院は365日稼働しているため、友人と遊ぶ時間やリフレッシュできる時間も取りづらく、ストレスに感じることが多いでしょう。
③精神的な負担が大きい
看護師は【命を預かる】仕事をしています。与薬や点滴、手術や急変対応、転倒など様々な状況に対応できるよう、常に張り詰めた空気の中仕事しています。患者さまや親族からのクレームや要望をうけることもあるでしょう。
また時には【人の死】に立ち合うことも少なくありません。そのため精神的な負担がとても大きく、大きなストレスがかかってしまう場合が多いです。
④給料が見合わない
看護師の仕事は重労働です。重労働なのに給与が見合わないと思う方も多いでしょう。看護師の給与は一般企業に比べると高めです。ですが「給与が上がらない。」「夜勤がないと給与が少ない」などもあり、仕事が辛く感じてしまう場合があります。また職場におっては残業や勉強会などの時間外労働が多く負担になってしまうケースもあるようです。

【看護師をやっていてよかったと思う瞬間】

つらいことが多い看護師の仕事ですが、看護師ならではの【やりがい】もたくさんあります。看護師を目指した初心に戻って、嬉しい出来事を思い出し、再度魅力を実感しましょう。
①看護の知識が役に立った瞬間
看護師の仕事は【日常的に役に立つ事が多い】です。例えば、友達が怪我をした時の処置の仕方がわかる。風邪を引いてしまった時の対応がわかる。薬の知識がつく。介護の仕方がわかる。など看護師の仕事をしていたからこそ、知識が身についており、日常に役立つ場面が多くあります。
②感謝の気持ちを聞けた瞬間
看護師の仕事は日々【患者さまのサポートやケア】が中心になります。そのため患者さまから「ありがとう」「あなたのおかげで」など直接感謝の言葉を受け取る瞬間が多くあります。一般的な職業だと「ありがとう」の言葉は、なかなか聞く場面がありません。そのため、言葉を直接受け取ることができる看護師の仕事はとても魅力的になります。
③転職や再就職を考えた瞬間
看護師の仕事は、高齢化が進む日本では【需要が非常に高い】です。病院や介護施設でも人員不足が叫ばれているため、今後も需要は高まるでしょう。また様々な理由で退職した場合でも、再就職は他の職業と比べてスムーズに行えることも魅力的でしょう。看護師の活躍の場は多く存在するため、結婚や出産、その他の理由によるブランクがあっても、他の職業と比較して転職や再就職は行いやすいです。

【看護師の仕事がキツいと考えた時に抜け出す方法】

やりがいや魅力を把握しても「やっぱり看護師の仕事が大変」と感じている人も中にはいるでしょう。その場合、抜け出す方法をご紹介します!
①自分に向いている事と向いていない事を理解する。
看護師の仕事をしている中で、「向いてないかも」と感じることはありますか?向き不向きは誰にでもあります。真面目に仕事へ向き合っているからこそ、出てくる悩みでもあるでしょう。「看護師に向いていないかも」と感じた時、まず初めに考えることは「何が向いていないのか」です。例えば夜勤が体力的に向いていないのか、今働いている診療科が向いていないのか、細分化すると解決方法が明確になります。体力的につらいのであれば、夜勤がない職場や、慌ただしくない職場へ転職することを検討しても良いかもしれません。
②物事を前向きにとらえる。
看護師の仕事がつらい時、思い切って転職する良い機会かもしれません。看護師の仕事を通して、その他の仕事で経験を活かせる事はたくさんあります。例えば、病棟におけるスケジュールの管理は、一般的な企業でも重要なスキルです。また患者の体調管理も、職員同士の体調管理などに繋がります。視野を広げてまた活躍できる職を探してみることも良いでしょう。
③自分に向いている職業を探す。
看護師の働き方は多様化しています。自分に向いている職場を探してみると良いでしょう。看護師と言っても夜勤なしの職場や夜勤専門の職場、介護施設や訪問看護ステーションなど資格を有効に使った転職先は多いです。職場を変えることも「看護師がつらい」から抜け出す1つの方法になるでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回の記事では【看護師がつらい時抜け出す方法】を記事にまとめてみました。看護師の仕事は精神的にも肉体的にも重労働です。「看護師がつらい」と思った時、「いったい何がつらいのか」を明確にしてみましょう。その上で、様々な対応が可能であることを把握出来ただけでも、明日からの仕事で気持ちが楽に生活できるのではないかと思います。
看護師の仕事はとても魅力的です。つらい時は一度自分を見つめ直して、初心に戻ってやりがいを見つけることや、休むこともアリかもしれませんね。ではまた!

参考資料:
日本看護協会「2018年 病院看護実態調査
厚生労働省「看護職員就業状況実態調査 資料2

次回
「【忙しい看護師へ】看護師がつらいを抜け出す方法:転職編」

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