2021.6.11
ワタシの仕事

忙しい看護師が効率よく勉強を進める方法

看護師として働きながら、勉強時間をどうやって確保すればいいか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。この記事では、忙しい看護師でも実践できる効率的な勉強法を具体的に紹介します。勉強して知識を身につけ、看護師として着実にスキルアップしたい方はぜひ参考にしてください。

忙しい看護師が仕事と勉強を両立させるのは難しい

最初に看護師は忙しく、仕事と勉強を継続して両立させることは難しいことを認識しておきましょう。「やるぞ!」と決めても継続できない、そんな人はあなただけではありません。ですので途中で挫折してしまっても、多くの人が同じようなものと割り切り、また気力が湧いたときに再開すればよいのです。
それでも習慣化して、うまく両立している看護師もいますので、なるべく効果の高い方法をリサーチして、取り入れられそうなものから試してみましょう。

スキマ時間を活用する

働きながら退勤後や休日に効率よく勉強するには、スキマ時間の活用が欠かせません。

スキマ時間とは、電車を待っている時間、移動中の時間、入浴時間など、日常生活の中に生まれるちょっとした空き時間のことです。意識しないと、スマホをさわったりぼうっとしたりして、あっという間にスキマ時間を消費してしまいます。

実務と両立するためには、スキマ時間を勉強にあてることを習慣化しましょう。歯磨きをしている間に勉強した内容を頭の中で振り返るだけでも、記憶の定着につながります。

自分に合ったツールを活用する

情報のインプットの仕方には「読む」「聞く」「見る」があり、人によって向き不向きがあります。

読んで眠くなるなら、動画やアプリで勉強するのもおすすめ。最近では、看護師ユーチューバーのチャンネルや看護師向けの勉強アプリなど、さまざまなツールがあるので、賢く活用しましょう。

本を忘れてしまいがちなら、電子書籍を活用することで問題が解決します。一方、スマホを開くとつい他のアプリを見てしまうという人は、本を持ち歩いた方が勉強に集中できます。

ノートにまとめる

学んだ内容をノートにまとめることで、知識を整理できます。看護師の業務時間で気づいたこと、学んだことを要点のみメモに残しておきます。退勤後にその日に残したメモをノートなどに整理し纏めておきましょう。業務中に実際に体験したことを思い起こし、言語化して纏めることで効率よく記憶に定着させることができます。部位のイラストや心電図の波形などを描いて記憶するのもおすすめです。視覚的にまとめることで、より理解が深まり、記憶に定着しやすくなります。

ノートにまとめると、どこまで学んだかが一目瞭然になり、達成感が得られるのもメリットです。あとで見返す時も、テキストより自分でまとめたノートの方が、記憶がよみがえりやすくなります。

SNSで発信する

インスタグラムには、たくさんの看護師勉強アカウントがあります。手書きでまとめたノートを写真に撮って投稿し、勉強のモチベーションアップを図ったり。綺麗な図を用いながら知識を体系的に整理し、同業者向けに発信したり。自分に合った発信方法を選んでみましょう。

発信のいいところは、「投稿する」と思うだけで、勉強する際に程よい緊張感が生まれることです。また、同じように勉強している意識の高い看護師と交流を持つことで、楽しく勉強を継続できるでしょう。

競争は激しいですが、看護師ユーチューバーを目指すのも1つの選択肢です。勉強になるだけでなく、登録者数が増えれば、広告収入を受け取れるというメリットも。本業の収入に加えて副収入が入ると、今よりさらに生活も安定するはずです。

目標設定と環境整備も大事にしよう

効率的に勉強するには、目標設定や環境整備も意識してみてください。

いつまでにどんな知識を身につけておきたいのか、職場ではどのようなポジションになっていたいのか、目標を明確化しましょう。目標があれば、勉強のモチベーションも維持しやすくなります。手帳に夢や目標を書いてみるのも素敵です。

環境整備では、快適に勉強できるよう環境を整えることが大切です。最近では、勉強に集中するためのアイテムもたくさん販売されています。

家族の生活音が気になるなら、耳栓やノイズキャンセリング機能付きのヘッドフォンを活用しましょう。本を開いたままにしておけるブックストッパーや、書いては消せる電子パッドも便利です。腰痛対策のクッションや、ホットアイマスク、フットウォーマーなども検討してみてください。

効率よく勉強して看護師としてキャリアアップを

看護師としてスキルアップを目指すなら、勉強は欠かせません。しかし、勉強に専念できる学生時代とは違い、実務と両立するのはなかなかに大変なもの。

勉強の仕方を工夫し、自分に合った勉強法を知ることで、効率よく知識を身につけられるでしょう。スキルアップすれば、仕事の幅も広がり、やりがいもより大きくなるはずです。
 

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