2020.5.6
将来の備え

資産形成したい独身看護師、まずやるべきはiDeCo?つみたてNISA?

(画像=Mix and Match Studio/Shutterstock.com)
(画像=Mix and Match Studio/Shutterstock.com)
独身看護師の中には、人生のリスクヘッジとして「十分な蓄えを持っておきたい」と考えている人もいるのではないでしょうか。今回は、独身看護師が資産形成をするうえで「どんな選択肢があるのか」「どのように優先順位をつければいいのか」について具体的に解説します。

独身看護師が資産形成を重視する理由

結婚すると義理の両親との付き合いが始まるなど、独身時よりもわずらわしく感じることもたくさんあるかもしれません。一方で家族が増える分、いざというときに何らかの援助を受けられる可能性が高くなることは大きなメリットです。将来的には、成長した子どもが健康や経済などさまざまな方面から力になってくれる可能性もあります。

一方独身の場合のメリット・デメリットは何でしょうか。自分のペースで生きていくことができるため、時間やお金は自分の自由に使えることはメリットです。仕事にもとことん打ち込めるうえ、趣味の時間もとりやすいでしょう。しかし、生涯にわたって自分の身は自分で守っていく覚悟はしておく必要があります。

いざというときに頼りになるのは、やはりお金です。「老後の生活」「病気や事故で働けなくなった場合」のどちらでも、お金があれば選択肢が増えるうえ精神的な安心材料にもなります。こういった点を踏まえて、独身看護師は資産形成を重視する人が多いといえるでしょう。

iDeCoとつみたてNISAの仕組みやメリット・デメリットを紹介

資産形成にはさまざまな選択肢がありますが、今回は初心者でも取り組みやすいものとしてiDeCoとつみたてNISAを紹介します。

iDeCoとは

iDeCoとは、任意で加入できる私的年金です。毎月決まった金額を積み立てることで将来受け取れる年金額が増えます。国民年金や厚生年金とは違い、iDeCoでは自分で運用先を選ぶことが可能です。そのため運用成果によって受け取れる金額は変わります。iDeCoの投資先には定期預金などの元本確保型の商品もあるため、元本割れを絶対に避けたいと思うならこのような元本確保型の商品を選ぶことも可能です。

ただし元本確保型の商品の場合、リスクが低い代わりに得られるリターンも低くなります。iDeCoのメリットは、主に以下の3つです。
  • 支払った保険料の全額を支払った年度の所得控除にできる
  • 運用益が非課税になる
  • 受取時の税金が優遇される
iDeCoは節税効果が高いため、所得が高く個人でできる節税対策を探している人にも向いています。一方で積み立てた金額は原則60歳まで引き出すことができません。そのためよく考えたうえで積み立て金額を決める必要があります。

つみたてNISAとは

つみたてNISAとは、毎年40万円までの投資によって得られた運用益が非課税になる制度です。最長で20年間制度を利用できるため、最大800万円の投資による運用益を非課税で受け取れます。つみたてNISAのメリットは、主に以下の2つです。
  • 税金が優遇されている
  • いつでも引き出しができる
またつみたてNISAの対象になる投資商品は、国が長期投資・分散投資に向いていると認めた商品です。そのため初心者でも安心して投資を始められます。ただし、iDeCoのように投資した金額が所得控除になるというメリットはありません。運用益は非課税になりますが、本業の給料にかかる所得税を節税することはできないため、注意しましょう。

さらにつみたてNISAの投資先は投資信託等であり、iDeCoの元本確保型とは違って元本割れリスクがあります。

独身看護師の資産形成の優先順位は?

独身看護師が考えなければならないのは「老後の備え」「病気・ケガの備え」の2つです。そう考えたとき、60歳まで資金がロックされ引き出しのできないiDeCoは「老後の備え」としては優れていても「病気・ケガの備え」には適していません。いつでも引き出せるという意味では、つみたてNISAのほうがはるかに自由度としては高いでしょう。

つみたてNISAなら「病気・ケガの備え」としても活用できるうえ、何も起こらずそのまま老後に資金が残っていれば、もちろん「老後の備え」としてお金を使えます。まずはつみたてNISAの上限を目安に活用することを考え、それでも余剰資金が生まれる場合にiDeCoを検討するといいでしょう。資産形成の目的に沿って自分に合った方法を選ぶことが大切です。
 

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