2021.3.12
特集

【忙しい看護師へ】時間管理・配分の考え方【仕事術】

自己紹介

 こんにちは、医療系ライターのけいたです。(Twitter:https://twitter.com/keita_lfu/ )普段はwebクリエイターとして活動しております。この度は医療系ライターとして、このMediLifeで記事を執筆させて頂いております。

 この記事を読んでいるあなたは、日々忙しい看護業務で「もっと早く看護の仕事ができるようになりたい。」「忙しい中でも余裕を持って仕事がしたい。」など思ったことはありませんか?
 「自分で改善するよう仕事を工夫したけど、上手くいかなかった。」という方も少なくないと思います。
 仕事効率を改善する方法はたくさんありますが、中でも【時間管理】は大変重要な要素になるのではないでしょうか。
 今回はその【時間管理・配分の考え方】について解説して行こうと思います。

今回の記事はこのような方にぜひ読んでいただきたいです。

・時間管理のやり方がうまくわからない。
・時間配分を考える方法を知りたい。
・時間管理や配分を看護業務に活かしたい。

上記を感じている方は、この記事を最後まで読んでいただけると

・時間管理・配分を考える方法を理解できる。
・時間管理ができるようになり、看護業務の効率が良くなる。

このような効果が得られます。

 【時間管理・配分の考え方】を理解することは、どんな仕事を行うにおいても重要になります。看護の仕事は緊急の内容が多いので、時間管理を一歩間違えてしまうと、患者の命に関わる可能性があります。
 時間管理する方法を、実際の場面を例に挙げながら解説していきますので、ぜひ明日の看護業務から取り組んでみてください。
 では、早速確認していきましょう。

時間管理・配分の考え方

 時間管理を上手く行うことは、看護業務をスムーズに行うために必要な要素です。決められた時間の中で、仕事をやり切るためには、業務量(タスク)と時間(リソース)を適切に使うと良いでしょう。
 時間管理のコツは、スケジューリングとタスクとリソースの3つの要素が主に関わっているとされています。この3つの要素を整理して、業務効率を高める時間管理の実践方法とコツをつかんでいきましょう。

時間管理の重要性を理解する。

 まず、時間管理がなぜ必要なのかを確認します。
 時間は全人類1人1人に24時間と決まっており有限です。そのため仕事に使える時間も限りがあります。
 日々の看護業務は同じことの繰り返しだけでなく、複雑であり、多様な動きを必要します。また看護の仕事は1人で完結するものばかりではないと思います。
 他職種と連携して業務を進めることもありますよね。多くの人が関わるほど、より複雑な仕事になるため、より時間管理が必要になってきます。
 
 また、症例研究など長期的な期間を必要とする業務もあり、他の業務も並行して進めていかなければならないこともあるでしょう。
 このように限られた時間の中で、仕事を進めていく上で時間管理は必要不可結になることが考えられます。時間管理の仕方を工夫することで、業務効率がよくなり、残業時間の減少や、プライベートの充実ができるようになります。

時間管理に関わる3つの要素

 時間管理には3つの要素があると言われています。

1.    スケジュール管理
2.    タスク管理
3.    時間リソース管理

 これらの3つの要素について、どのようなポイントで管理をしていけば良いのか説明していきます。

スケジュール管理のポイント

スケジュール管理は一元化

 あなたはスケジュール管理を手帳でしていますか?スマホでしていますか?スケジュールの管理は、1箇所にまとめておくと良いとされています。記載した媒体が違うと、予定が抜けてしまったり、確認に時間がかかったりしてしまいます。
 また手帳の中でも、各内容ごとにページを決めておくと良いでしょう。開いたページに、『患者からの訴え』『カンファレンスの日程』『家族からの伝言』など様々な内容を記載すると、どこに何を書いたのか大変わかりづらくなってしまいます。

予定の見える化

 仕事の空き時間を一目でわかるようにしておくことも工夫の一つです。「この時間は患者Aさんの対応」「この時間は医師とカンファレンス」など、時間単位で開始時間と終了時間をわかりやすくしておくと、緊急で仕事が入ったときの調節が上手くのではないでしょうか。

予定はスケジュールに即反映

 看護師の仕事は緊急な内容が多いです。新しい仕事を渡されたら、忘れないうちにすぐ予定へ記入しましょう。患者に関わる内容の仕事は特に注意が必要です。

タスク管理のポイント

仕事内容の見える化

 看護業務における目的は1つ1つ把握していますか?
 例えば清拭1つにおいても、目的を意識することにより、優先的に行う内容が明確になり仕事効率の改善に繋がります。目的に沿って動作レベルを分解することで、優先的に行うケアがはっきりとし、看護に取りかかりやすくなるでしょう。

仕事期限の見える化

 看護の仕事にはタイムリーに行うものと、期限に余裕があるものがあると思います。例えば患者の退院に伴う資料作成や、カンファレンスに必要とする資料作成など、今までの経験から概ね作成に必要な日数を算出しておきましょう。
 作成日数を把握しておけば、いつから取り掛かるべきか判断することが可能です。慌てずに仕事をこなすように心がけましょう。

必要情報の見える化

 例えば、病棟全体の仕事をしていたとき、わからない部分が出てきて看護師長に質問しようと思っていました。しかし『シフトが合わず中々会うタイミングがない。』などで仕事が予定通り進まないことがあります。
 このような現状を防ぐには、あらかじめ先輩や看護師長のスケジュールを把握しておくと良いでしょう。自身のスケジュールも考慮しながら、他者の予定にも注意を払っておくことが大切です。

使える時間の見える化

 例えば、1日8時間の看護業務は、1週間で40時間行います。看護の仕事をこなしていく上で、朝のミーティングや会議、面談、院内の委員会活動など、看護業務以外の物事も大変多いです。その中で、自身が本当に使える時間はどのくらいあるのか、一目でわかるようにしておくと良いでしょう。

改善の見える化

 仕事は反省を活かして改善を続けることによって、効率が改善していきます。
  • 無駄の改善:看護業務において【無駄】を省くというのはとても難しいと思います。看護師の仕事は患者に関わる仕事が多いため、簡略化を図るときは、【管理】や【カルテ入力】などの事務作業に無駄がないか考えてみましょう。
  • 仕事の整理改善:明らかに必要のない業務は辞めてみることも検討してみましょう。「患者のタメになっていない。」と思うことがあれば、先輩看護師に質問してみることも重要です。
  • 平坦化:日によって仕事の量に偏りがないようにしましょう。1日単位で時間管理をするのではなく、1週間、1ヶ月など仕事サイクルで時間管理を行うことで業務量を平坦にしやすくなります。

時間リソース管理のポイント

時間リソースと仕事量の把握

 看護師の仕事は緊急で入ることが多くあります。そのため、予定していた業務だけでスケジュールを考えていると、結局仕事が回らなくなることや、残業をしてしまうことになります。仕事量が多い状態は長く続かないです。仕事量を把握しておき、他の仕事をお願いされたとき大変なようであれば、先輩に相談したり、手伝いを頼んだりしてみましょう。

自分が使えるまとまった時間の確保

 退院時の調整など作業に集中を必要とする場合は、まとまった時間を確保すると良いです。慌ただしい看護師にとってまとまった時間をとることは難しいですが、資料作成などに取り掛かる時、短い時間だと集中して取り組むことができません。仕事は集中して取り組む必要がある場合は、予定の組み方に注意しましょう。

まとめ

 いかがでしたでしょうか?
 今回の記事は【忙しい看護師へ】時間管理・配分の考え方【仕事術】として、時間管理の方法とコツについての理解を深めるとともに、看護師の業務におけるポイントもご紹介致しました。
 多忙な看護業務において、仕事を少しでも余裕を持って仕事が行えるよう、時間管理の方法を見直して、ぜひ一度取り組んでいただけましたら幸いです。ではまた!
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