2020.9.7
ワタシの仕事

どの病院で働くかは「看護師の投資判断」です。良い病院の見分け方

(画像=jiravut/stock.adobe.com)
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転職先選びは、その後の人生を大きく左右します。人生の投資判断ともいえる転職先選びについて、くわしく解説します。良い病院を見極めるチェックポイントを具体的に紹介するので、転職を検討中の看護師はぜひ参考にしてみてください。

東京女子医大で400人超の看護師が退職を希望

東京女子医大のボーナスカットが話題になっています。

新型コロナウイルスの対応に追われつつ、必死に働いていた現場に対し、大学側は「経営悪化」を理由に夏のボーナスを支給しないという決定を下しました。大学側の「職員を大事にしない姿勢」に批判が殺到し、看護師の退職希望者は400人を超えるという事態になっています。

看護師は専門職で、現場の人手は常に足りていないので、転職先に困ることはありません。しかし、だからといって安易に転職先を決めてしまうのは失敗のもとです。

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転職を「投資」ととらえる視点

転職先によって、働きがいや暮らしの満足度、受け取れる年収はまったく違ってきます。

仮に年収450万円の職場に転職するとしましょう。投資で年間450万円を受け取ろうとしたら、利回り3%で運用したとして、元手が1億5,000万円必要です。

転職を投資ととらえるなら、1億5,000万円の投資先を見つけるのと同じくらいの緊張感を持って、しっかり転職先を見極めなければなりません。

良い病院を見極める!5つのチェックポイント

病院の4割が、実は赤字経営だといわれています。赤字の病院だと、コロナ禍など有事の際に、言及やボーナスカットが実施される可能性が高まります。いざという時のことも考え、良い病院を選んで転職しましょう。

続いては、良い病院を探すうえで重視したいチェックポイントを5つ紹介します。

1.待合室

待合室に入った時の雰囲気は重要です。「なんとなく落ち着くな」「長くここにいたいな」といった直感は、案外当たっているものです。改装したてのような真新しい待合室である必要はありません。清潔感があり、広さや動線が適切で、患者さんへの配慮が見えることが大切です。

患者さんが少なすぎる病院や、待合室の居心地が極端に悪い病院は避けたほうが無難です。

2.スタッフ

事前に訪問する機会がある場合、働くスタッフにも注目しましょう。まずチェックしたいのが、スタッフの年代です。若いスタッフしかいない場合、ほとんど人が定着していない可能性があります。さまざまな年代のスタッフが働いていることが理想です。

また、スタッフの人数や動き、接客にも注目しましょう。「患者数に対して、スタッフの人数は十分か?」「テキパキ動いているか?」「患者さん想いの対応をしているか?」といった点をチェックします。自分が働くイメージが湧くかどうか、想像してみましょう。

さらに、実際に働いてみないと分からない点もありますが、見える範囲で接客態度だけでなく、スタッフ同士のコミュニケーションに注目することも大切です。完璧な患者対応でも、スタッフ同士の仲が悪いケースでは、働きやすい職場とはいえません。看護師とPTなど、異なる職種間でもスムーズにコミュニケーションがとれているかどうかも重要です。

3.給与

給与に関しては、総額だけでなく基本給を確認しましょう。ボーナスは基本給をもとに支給されることがほとんどです。手当が多く基本給の割合が極端に低い場合、人件費を下げようとしている可能性があります。人件費に対する考え方が見える部分なので、要チェックです。

4.福利厚生

福利厚生については、有給消化率や、出産後に復帰したスタッフがいるかなど、具体的に質問することが大切です。

また、セミナー費用の補助や資格取得支援制度がある病院なら、自分自身のスキルアップも叶えられるかもしれません。スタッフ教育に注力していることは、スタッフを大切にする姿勢につながります。

5.医療

病院の本文は、なんといっても医療の提供です。少し視野を広げて、地域のニーズに合った医療を提供しているかチェックしましょう。

当然ですが、経営陣に地域のニーズをくみとる姿勢がある病院は成功しますし、逆の病院は経営難に陥ります。病院に向かうまでに、街の雰囲気や歩いている人の年代をチェックしてみてください。

自分に合った病院を選ぶことが大切

転職では、病院選びも重要ですが、自己分析も同じくらい大切です。魅力的な病院であっても、自分に合っていなければ、意味がありません。

自分の性格、どんな時にやりがいを感じるか、どんな暮らしを望むかといった視点で未来を思い描き、働くイメージが湧く転職先を選びましょう。

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